甲状腺は喉の前方にある甲状腺ホルモンを作る器官です。甲状腺ホルモンは主に体の代謝を調節しているため、甲状腺ホルモンの分泌が過剰になると汗をかきやすくなったり、暑がりになったり、動悸、息切れがしたり、食欲亢進、体重減少などが起こります。一方、甲状腺ホルモンの分泌が低下すると、 寒がりになったり、体重が増えたり、食欲低下やむくみなどの症状が起こります。しかし、だるいとか疲れやすいといった症状のみのこともあり、甲状腺疾患が疑われる場合には、血液検査で甲状腺ホルモンを測定する必要があります。
甲状腺疾患は、自覚症状がなく、健診などで甲状腺が大きいことを指摘されることの多い疾患です。そのような場合には甲状腺機能の評価が必要で、血液検査や超音波検査が必要となります。
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